2012年9月25日 火曜日
温故知新 その36

「次の人のために」


 通路にある障害物を退けてあげたり、重いドアを開けて次の人を待ってあげたり、コピー機の紙を補充しておいてあげたりと、次の人のためにちょっとした気配りをしてあげることの有難みがわかる瞬間って、実は次の人が自分だったときって言う経験は誰にでもありますよね?


次の人のために、次世代の人のために今を生きる私達は頑張らねばなりません。


私達が今、研究所で日々努力して開発しているテーマのいくつかは、ひょっとしたら私の目の黒いうちには完成しないテーマもあるかも知れません。


でも私達は「この技術が完成すれば、次世代の世の中のために大きく貢献できるんだ!」と言う強い意思で勤しまねばなりません。


目の前のお金儲けの為だけに走ってしまうと企業はそこまでです。


企業を継承していくための最も大切な源は、その開発の内容だけではなく、とてつもなく大きな夢と情熱が必要なのです。


夢と情熱を持って、大いに失敗を繰り返し何度も何度も立ち上がる決意さえあれば必ず夢は現実のものとなります。


それがたとえ50年後の成功であっても、次世代の世の中に貢献できるまで継承していくことが企業理念の継承でもあると思うのです。