2012年3月30日 のアーカイブ
2012年3月30日 金曜日

最近、金型の離形性処理事業が好調である。


弊社がこの事業に乗り出したのはかれこれ30年前のことである。


今では、優れた離形剤の開発が進んだり、各めっき薬品メーカーさんが出されている


ニッケルーテフロン複合めっきなどが市販され、ライバルも多く存在する。


しかし弊社はこの30年の間、地道な基礎開発を一時も怠らず常に革新的な開発を行ってきた。


その結果、社内には界面活性剤のスペシャリストや、分散剤のスペシャリストが多く育ってきた。


その他にも電気化学のスペシャリスト、金属工学のスペシャリストが加わって、多くの観点からの熱い議論が毎日繰り返され、それらが開発品にうまく反映されているのが今の好調の根源であるように思う。


言ってしまえば簡単だが、例えばそれらを具現化させるために使われた実験用テストピースは数十万枚を裕に超えるし、生産業務には一切関わらない研究開発に専念する研究員の費やした時間は50万時間に及ぶ。


このような目に見えない小さなノウハウ、努力の積み重ねが大きな技術として、今の世の中の一端を担っていると言う責任は大きい。


 


今期の開発テーマ数は、弊社の社歴のなかでも過去最多数であり、毎日が大変エキサイトである。


その中のいくつかのテーマは、近々、具体化され工業化へと進んでいく。


どれもが大変エキサイティングで、過去の世の中になかった全く新しくかつ学術的にも高い評価の得られる技術である。


 


新工場の建設も始まり、新たなチャレンジへのゴングが鳴った。


より一層、社員が一丸となって世の中への貢献を誓っている。