2012年3月9日 金曜日
温故知新 その28

小学校低学年の頃だっただろうか。先々代(私の祖父)の社長室に遊びに行ったとき、壁に掛けてある標語があった。


“ 百の意見をするよりも、親の背中を見て育つ子供 ”


 恐らく祖父の自筆だったように思う。


それを見て祖父に聞いてみた。「これってどういう意味?」すると祖父は「あんたがお父ちゃんやお母ちゃんによく叱られてるやろ?その時にな、お父ちゃんやお母ちゃんは自分もそのとおりにやってるかどうか見ればいいねん。」とニコっと笑いながら教えてくれた。


当時は荒を探す立場だった私も、今では逆の立場になった。


社員の人たちや子供達に、ガミガミ意見を言う前に、自分の生き様、行動を見てみんなが学ぶとしたら、やっぱり自分はしっかりと襟元を正し、いついかなるときも前向きに生きるべき!と改めて思う。


大きな背中を見せながら、後世に生きることの素晴らしさを伝えて行くような人生でありたいですね。