2011年9月22日 木曜日
温故知新 その17

革新的技術開発


 


9月度より大きな研究開発プログラムがふたつ同時にスタートしました。


ひとつは、永年の課題であった「硫黄加硫ゴムの離型に有効な表面処理技術の確立に向けた詳細なデータ取りおよび技術改良」です。


10年越しで進めてきた研究成果の集大成をこのプロジェクトで纏め上げ、そして世の中に広め、貢献して行きます。


もうひとつは、詳細は現時点においてここでは公開できませんが、金属塩水溶液からは得ることの出来ない、例えばレアメタル、或いはカーボン、リチウム等の元素を電気化学的に還元し、表面処理として用いることの出来る技術の確立です。


この技術に関しては、現在私の通う同志社大学大学院に研究室を開設し、弊社社員2名、研究所員2名、大学院生3名、大学教授2名のプロジェクト構成で行い、より学術的にまとめていく構成を考えています。


特にこの技術は過去に例を見ない、まったく新しい観点での表面改質技術であり、大きな未知の可能性を秘め、成功すれば世界初となる画期的な技術です。


二年後をメドに工業化することを目標とし、大きな社会貢献をしていきたいと思っていますのでご期待ください。